なごみはなたび

南仏、ラベンダー旅〜蒸留器の話

目安時間 3分

フラワーヒーリングセラピストの希依です。

蒸留器について少し書いておこうと思います。
精油を蒸留する蒸留器ですが、 他にも古代からの知恵と技術のものでした。

どんなことに使われてきたかというと、

*海水から真水をとる (船員の飲み水として)
*穀類やフルーツからアルコールを蒸留する
*固形物の蒸留
*物質から不老不死の薬などを取り出す

に使われてきました。

基本的に液体を熱により気化し、
その蒸気を集め冷やしたものをとります。

古代では陶器状のものが使われたようですし、
冷却に関しては効率が良くなかったようです。

中世の錬金術では「賢者の石」を抽出し、
これで不老不死の力を得たり、
黄金を取り出し財力に恵まれると考えられていました。

8世紀にはアランビックと呼ばれる蒸留器が
登場します。


アロマテラピーの本にはイブン・シーナが作ったと
記載されているようですが、
実はイブン・シーナが本に記録しただけで、
考案者はわからないのだとか。

イブン・シーナの功績は
書物に蒸留の詳細なデータを残したことにあります。

昔ながらの調香テーブルってこんな感じ

さて、
昨日ご紹介したグラースは
フィレンツェのメディチ家の後押しもあり、
皮革と油脂の産業の町として発展していきます。

皮の香りづけや石鹸の香りづけのための香水が 発達したのです。

グラース周辺の土地だけでは賄えず、
プロヴァンスの方も蒸留のための植物を栽培することになったのだそう。

映画のストーリーとしてはどうなの?
っていうお話なのですが、
「パフューム〜ある人殺しの物語」
という映画が18世紀の香水について 詳しく描かれています。

蒸留の様子、パフューマリーのことなど その辺りはとてもわかりやすいです、
あえてリンクなどは貼りませんが、 興味のある方はどうぞ。

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この記事を書いた人

花氣学鑑定師 希依

花氣学鑑定師の希依です。 心が軽くなる人と人の繋がりや名前から使命を読み解き、香りとお花で『ココロとカラダの整え方』を発信中/IFA認定アロマセラピスト20年/和ハーブインストラクター&フィールドマスター/趣味は植物園巡りとお散歩/自然治癒力学校メルマガ日常セラピーにも執筆しています。SNS↓もチェックしてね!

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