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柏餅のカシワはラップがわり〜カシワとサルトリイバラ

フラワーヒーリングセラピストの希依です。

この時期のお茶うけに登場する柏餅。
5月5日に食べる方も多いですよね。
私はあの柏の葉の独特な香りが大好きで、見つけると買っちゃいます。

今日はそのカシワと柏餅のお話です。

カシワのプロフィール

柏餅を包むカシワはブナ科コナラ属の落葉樹。

日本全土に自生している植物ですが、
東にいくほど里山に多く、北海道では防風林に使用されることもあり、
西に行くほど山間部に自生しているとか。

カシワの由来

柏という文字は木に白いという意味ではなく、
白には球果を表す象形文字であり、
本来『柏』という文字は針葉樹を指すのだとか。

コノデガシワ、シダレイトスギ、イブキ、サワラ、アスナロなど、松以外の針葉樹のこと。
コノデガシワはいわゆるコニファーのことですね。

ブナ科のカシワは本来「槲」「檞」と書きます。

縁起の良い覇を譲る木

昔から新芽が出るまで枯れた葉が落ちないことから、
葉(覇)を譲る木とされてきました。
同じような植物としてユズリハもそうですね。

子供が生まれるまで親は死なない、
後継が絶えない、子孫繁栄の植物とされ、
縁起の良いので家紋に使われたのです。
なので、家紋に使われたことで、
英語ではJapanese Emperor OakとかDaimyo oakと
呼ばれているのかもしれません。

木自体はコルク質で、
山火事にあっても耐火力があるので、
生き残ることも縁起の良い木の理由かもしれませんね。

お皿がわり、ラップがわり

江戸時代以前には柏の葉をお皿がわりにして食べ物を盛ったり、
包んだり、蒸したり焼いたりする時に使われていたことから
炊葉(かしきは)と呼ばれていました。

そこかしきはからカシワという名前になったのだそう。

また葉には独特の香りがあり、防腐や抗菌になります。
またカシワで包むことでラップのように乾燥を防ぎました。
冷蔵庫のない時代ですからカシワの葉の作用を利用したのですね。

その柏の葉で包んだお菓子ですから、
縁起が良い食べ物として全国に広まりました。

西日本はサルトリイバラ

カシワは日本全国に分布する木ですが、
西日本では山間部に多く自生していたことから
あまり利用できなかったようです。

そのため西日本ではサルトリイバラが使われてきました。
丸くてかわいらしい葉です。

サルトリイバラ で包んだというより挟んだお餅として、
かたら餅、かからんだんご、いびつ餅などなど、
その地域独特の呼び名で作られてきたようです。

あなたの地域ではどちらの方が馴染みがあるでしょうか?

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