花ごよみ

重陽の節句

目安時間 2分
キク

フラワーヒーリングセラピストの希依です。

今日は9月9日。秋の重陽の節句です。

旧暦では菊が綺麗に咲く頃なので、
菊の節句とも言われ、長寿を祈る日とされています。
新暦に変わって季節感がずれていますよね。

陰陽説では奇数は陽の数で、
陽の数の1番大きい数が重なる日ということで、
重陽と言われます。

奇数が重なるのは陽の気が多すぎることから不吉とされていたそうですが、
陽の重なりを吉祥とする考えに転じ祝い事になったそう。
悪いこと重なって倍になるより悪いこと×悪いこと=いいことの考え方のほうがいいですね。

キク
写真AC

この重陽の節句で重要な行事が菊の被せ綿(きせわた)というものです。

9月8日の夜に菊の花に綿をかぶせておき、
9日の朝、朝露とともに香りの染み込んだ綿で体を拭き、不良長寿を願うものです。

白露という季節に入ったことで、
朝夕と日中の寒暖差で梅雨が降りるようになりましたね。
その露を利用したものとは風流だなあと感じます。

菊は香りも強く、長持ちするお花で長寿をもたらすおめでたい花ですからね。

また菊の入浴剤、枕に菊を入れるなども行われているのだとか。
リラクゼーションやアロマテラピーの効果で、
心地よい眠りや血行促進などの効果があります。

昔から食用としても使われていました。
食用菊の王様と呼ばれる品種は「もってのほか」天皇陛下の御紋である菊を食べるなどとはもってのほか。ということからついた品種の名前です。
菊の花は抗菌作用に優れており、食中毒を防いできたのですね。
香り高い菊の花を楽しんでみたいですね。

また収穫の時期ですから、収穫祭として栗の節句とも呼ばれて感謝のお祝いしたそう。

ちなみに今年の旧暦の9月9日は新暦10月25日です。


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この記事を書いた人

花氣学鑑定師 希依

花氣学鑑定師の希依です。 心が軽くなる人と人の繋がりや名前から使命を読み解き、香りとお花で『ココロとカラダの整え方』を発信中/IFA認定アロマセラピスト20年/和ハーブインストラクター&フィールドマスター/趣味は植物園巡りとお散歩/自然治癒力学校メルマガ日常セラピーにも執筆しています。SNS↓もチェックしてね!

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