IFAアロマセラピスト希依の心を癒やす香りと花のサロン

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半夏生と2つの薬草〜カタシログサとカラスビシャク

2020年6月23日

フラワーヒーリングセラピストの希依です。

夏至のお花のメッセージに使った
半夏生について詳しくみていこうと思います。

そもそも半夏生とは?

半夏生は 二十四節気の夏至という時期を
3つに分けた時の 三番目の時期のことを指し、
夏至から数えて11日目のことでした。

現在は 太陽黄経が100度の点を太陽が通過する日を言います。
この頃は大体7月2日前後で、2020年は7月1日になります。

半夏生(はんげしょうず)

この時期を七十二候では 半夏生(はんげしょうず)と言います。

この頃は半夏という薬草の花の時期であり、
半夏雨(はんげあめ)として大雨が降りますよ!
という注意喚起もあったのだとか。

また農家にとって大事な雑節の一つにもなり、
この大雨を前に農作業を終えておく、
田植えをしておくなどの 決まりごとが地域ごとにあったのだとか。

天から毒が降るとか井戸に蓋をしておき毒から守るなどの 伝承もありました。

ひとつ目の半夏生〜ドクダミの仲間のカタシログサ


白い花弁のように見えるのは 葉の色が白く変化したものです。
この花を半夏生、別名カタシログサと言います。
白くなった葉の裏は緑色なのです。

ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で、
やはりドクダミのような香りがします。

日の当たる湿地で地下茎で増える植物ですが、
最近ではその生育環境が少なくなり、
地域によっては絶滅の恐れがあるのだとか。

私も自生しているものは見たことがなく、
お寺さんの境内で大事にされているものをよく見かけます。

生薬としては三白草(サンパクソウ)といい、解毒や利尿に良いのだとか。
花の時期に全草採取し、水洗いした後日干し乾燥します。

もうひとつの半夏生〜ミズバショウの仲間のカラスビシャク

どこかで写真を撮ったのですが見つけられず、ツムラさんのサイトの写真をお借りしました。


カラスビシャクはサトイモ科ハンゲ属の多年草です。
こちらも半夏生の時期に花を咲かせます。
こちらも日の当たる田畑、道端、瓦などに生えます。
畑に出れば雑草として迷惑がられる植物です。

たくさんの名前があるカラスビシャク

名前の由来は 仏炎苞(ぶつえんほう)という花の形が
役に立たないという意味から カラスの柄杓みたいなものだと見立てられたから。
仏炎苞の形の花は 水芭蕉やザセンソウ、こんにゃくなどがあります。

このカラスビシャクも別名が多く、
半夏の他にヘソクリ、へブス、ヒャクショウナカセ、 カラスノオキュウなどがあります。

半夏は漢名で、
カラスビシャクが 夏の半ばに開花するから付けられたとのこと。

ヘソクリはこの根茎が薬草として使われるため、
農家のお年寄りが孫の面倒を見ながら、 根茎を掘り、
まとめて薬屋に納め、 小銭をためたからとか。

ヒャクショウナカセは根茎でも増えてくる、
種やむかごという形でもどんどん増えるからなのだとか。

迷惑なんだけど お小遣いにもなったのですね。
その薬効としては 吐き気を抑える、
整腸剤として、喉の痛みにも 使われてきたのだとか。

いろいろな漢方薬にもこの植物は使われています。

半夏生の時期に必要な植物だから生えてくる

カタシログサもカラスビシャクも 体調を整える植物です。

カタシログサは解毒や利尿に
カラスビシャクは吐き気を抑え、喉の痛みや整腸剤として

この半夏生という時期は これから暑くなる季節の前で、
雨による湿気などでカビや菌が繁殖する時期。

そのカビや菌で体調を崩した時に
調整してくれる薬効が備わった植物が側に咲いていることが
日本が恵まれた環境であったということですね。

井戸に蓋をするのも雨水が入ることで
井戸水を汚染させないための知恵なんでしょうね。

必要な時に必要なものを与えてくれているんですね。

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