美味しいお茶の楽しみ方〜八十八夜
![](https://kie-aroma.com/wp-content/uploads/2019/11/image-1.jpeg)
フラワーヒーリングセラピストの希依です。
5月に入りましたね。
今日、5月1日は雑節のうちのひとつ八十八夜です。
立春から数えて88日目のことで、
春と夏の境目で、気候も穏やかになり、
そろそろ紫外線が気になる季節。
稲や野菜の種まきも始まり、
新茶のための茶摘みのシーズンにもなります。
八十八夜に摘んだ新茶を飲むと病気にならないという言葉があるように、
新茶の美味しさは格別!
この時期は新茶とお茶うけに柏餅という贅沢なティータイムになりますね。
![](https://kie-aroma.com/wp-content/uploads/2019/11/image-1.jpeg)
先日桑茶の資料にした栄西の喫茶養生記には
五行の観点から日本人は苦味としてチャノキを食さないが
茶を嗜む中国大陸においては心臓の病がなく長命だ
日本人は痩せ衰える病にかかっているのは
茶を食さないためだ
と書かれています。
多分痩せ衰える病は糖尿病かしら?
また、お茶の効能についても
いろいろな文献からの言葉が羅列してあり、
だから日本人も飲むべきだと書かれています。
チャノキが日本に入ってきたときは薬だったのも
この話を読んで納得しました。
立春から数えて88日目の頃には
チャノキの新芽が芽吹き一番みずみずしい若葉の頃。
この新芽で作られたお茶のことを新茶とか一番茶といいます。
八十八夜に摘まれた新茶を飲むと病気にならない、
長生きをするなどの言い伝えもあります。
実際に新茶にはカフェインやカテキンが少なく、
テアニンという甘み成分が豊富に含まれます。
八十八夜の頃から霜も降りなくなり、紫外線も強くなるので、
その前に出た新芽には二番茶以降のお茶とは成分が変わってくるのでしょう。
ちなみに二番茶は一番茶を摘んだ50日後に摘んだ茶葉で作られるお茶のことです。
新茶は旨味と苦味のバランスも取れており、
美味しいと感じるのも新茶です。
旬のものでもあるので十分に味わいたいですね。
日本にもお茶はいろいろあるわけですが、
シーンに合わせてお茶を変えて楽しんでみてはいかがでしょう?
チャノキと八十八夜について詳しくはこちら
![](https://kie-aroma.com/wp-content/uploads/2020/09/IMG_1359-800x600.jpg)
朝には
朝にはやはり煎茶を。
温かいお茶でもこれからの時期に水出ししてもおいしいです。
水出し茶には柚子や陳皮などを一緒に入れてさっぱりと。
すっきりと朝の目覚めに繋がりますよ。
新茶は朝楽しむのがいいですね!
夜には
カフェインが少ない温かい番茶がお勧め。
カフェインは新芽に多いので、
成長した葉や枝を使う番茶はカフェインが少なめです。
ゆったりとした時間を過ごせます。
食事には
煎茶や番茶を強火で炒ったほうじ茶が合います。
香ばしくさっぱりした味わいで、食事に後にお勧めです。
コメントフォーム