日常に美と優雅を作り出す〜カレンデュラ
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フラワーヒーリングセラピストの希依です。
今日のハーブはカレンデュラです。
日常の中に美と優雅さを作り出します。
日焼けや疲れ、加齢によるくすみや弾力性の保持にも注目されるハーブなのです。
お肌への思いやりで新しく細胞を成長させましょう。
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カレンデュラは肌荒れや日焼けにたくさんの化粧品が出ていたり、
成分が使われているお肌にとてもいいハーブとして知られています。
特に欧州では植物療法でとても有名なハーブで、
1年を通して女性の肌を健やかにすることだけではなく、
思いやり、寛容さ、自然に対しての敬意を払うなどの気づきを与えてくれます。
今日はカレンデュラについてご紹介します。
カレンデュラのプロフィール
カレンデュラはキク科の黄色からオレンジ色の花が咲くハーブです。
和名をトウキンセンカ、
もしくはキンセンカといい、金盞花と書きます。
花の盃という意味で、花の形を見ると確かに盃のような形をしています。
カレンデュラの名前は月の初めを意味する Calendaeに由来するとされます。
欧州では1年の始まりを春分の日としていましたが、
この頃から咲き始めることからその名がついたのではないかと言われています。
別名はポットマリーゴールド。
ですが、園芸種のマリーゴールドとは品種が違います。
カレンデュラ学名 Calendula officinalis
マリーゴールド
学名 Tagetes erecta(センジュギク) Tagetes patula(コオウソウ)
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こちらはマリーゴールド(園芸種)です。
学名を見てもそうですがお花も一目瞭然ですね。
マリーゴールドは植物療法には使われません。
ということで紛らわしいので、カレンデュラでお話しますね。
カレンデュラは花弁にカロテノイドやフラボノイドを多く含み、
皮膚炎症や粘膜の損傷の炎症対策に使われてきました。
それこそ、古代エジプトのクレオパトラの時代から続いてきたハーブです。
赤ちゃんのおむつかぶれや湿疹、敏感肌の肌荒れや虫さされ、保湿などの外用の常備薬だったわけです。
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エネルギー的にも女性の創造的エネルギーを作り出すとされます。
女性の創造的エネルギーは子どもを産みだすエネルギーなので、
そのために生理痛、月経不順などを緩和して生まれやすい環境作りを助けるのだと思います。
また更年期の症状の緩和にも効果あります。
女性の体は男性と違ってホルモンが2つあり、
そのバランスによって体調や気分に波が生まれます。
女性ホルモンと言われるエストロゲンとプロゲステロンです。
それで女性は月の半分は優しく女性的、もう半分が強いお母さんになるんですね。
その女性が心地よく居られるようにサポートし、生理痛、月経不順、更年期の症状を緩和をするというわけです。
近年では、花弁から抽出されるエキスに肌のうるおいを保ち、
年齢とともに起こる肌のくすみや弾力を保持させる効果など、
化粧品としての研究も進んでいるのだとか。
また、色が綺麗なことからエディブルフラワーとしても使われているようですね。
精油として取られることは稀で、植物オイルに漬け込む侵出油としてよく使われます。
この植物オイルはスイートアーモンドオイルやオリーブオイル、ヒマワリオイルなどのくせのないオイルが使われます。
この侵出油をそのまま、またはクリームにして使うわけです。
香りはちょっと好き嫌いが分かれると思います。
ハーブティーとして飲用すれば、体の内側の粘膜や胃の炎症を抑えます。
ハーブティーとし飲むなら熱湯を注いで10分ほど抽出させてから飲んでくださいね。
味は淡白な感じですので、ほかのハーブティーと混ぜたり、緑茶と一緒にしても美味しいと思います。
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カレンデュラオイルの作り方、使い方、ハーブバス
①消毒済みの瓶に花弁を詰める
②植物オイルを花弁を覆うように入れる
③蓋をして日の当たる場所に2〜3週間放置
④ガーゼでしっかりと絞り出すようにこす
⑤①に戻って繰り返す
2〜3回繰り返し、絞り出したら完成になります。
日焼けによる肌のダメージにすぐに使いたい場合、
カレンデュラオイルを作るには少し時間がかかりますので、
ハーブショップでも販売があると思います。
カレンデュラオイルと植物オイルを1:1でブレンドし、
そこへ精油のラベンダーやローズを加えます。
夜のお手入れにいいですよ。
またバスハーブとしても使えます。
布やだし用のパックにカレンデュラの花弁、ラベンダーやローズもお好みで加えて、湯船に入れるだけ。
注意事項はあります。
キク科アレルギーの方は要注意です。
女性のためのハーブとして、肌を美しく、体の中から美しく。取り入れてみてはいかがでしょうか?
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