欧州の豪華な香りは泥くさい〜パチュリ
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フラワーヒーリングセラピストの希依です。
パチュリといえば、 土臭い、墨汁のような香りのする香りです。
19世紀のビクトリア時代には とても豪華な香りとされました。
そのパチュリをご紹介します。
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パチュリのプロフィール
パチュリはシソ科の植物です。
パチュリという名前もタミル語で「緑の葉」という意味です。
学名は Pogostemon cablin
インド、マレーシア、中国、 そして日本で古くから医療に用いられ、
虫さされや蛇に噛まれた時の解毒に用いられてきました。
防虫の香りは豪華な香りに
インドでは古くからこの葉を衣類に挟み、
香りを移して移り香を楽しんでいたのだそうです。
この香りをつけた香りで虫除けにもなっていたんですね。
19世紀、 インドからヨーロッパに出荷された
高級なカシミアショールの間に挟まれて虫食いから商品を守ったそう。
この香りがついたカシミアショールは ヨーロッパで流行し、
一緒にこのオリエンタルな香りも好まれたのです。
カシミアショールは偽物も多く出回ったそうですが、
本物と偽物の区別もこの香りでついたと言われています。
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日本では匂い袋に
日本では霍香(かっこう)という名前です。
お香の原料として使われていて、 特に匂い袋の主成分になることが多いです。
また、あせも、湿疹、皮膚病に良いとされ、
細胞の再成長や瘢痕形成を助けます。
炎症を抑えてひび割れた皮膚、傷を治します。
入浴剤としても販売されているようですね。
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パチュリが大好きなあのひと
パチュリの香りが大好きな人といえば、 マドンナです。
彼女のアルバム「Like a prayer」の初回版には
ブックレットにこの香りがつけられていたそうです。
客観的にし、落ち着きを与え、心をクリアにするので、
迷いを振り払いたい時や瞑想する時にはいいと思います。
また過度の鎮静をさせることもなく、
刺激を与えすぎることもないので、 バランスの取れた感情を持たせてくれます。
マドンナがこのアルバムにパチュリをつけたのは
かなり考え抜かれていると思いますね。
過激な歌詞とビデオクリップで物議をかもしたアルバムで、
彼女が迷いを吹っ切りたいと考えていたなら
ぴったりの香りだと言えるからです。
また食欲を抑制する効果もあり、
体重を落とす時の助けになると言われています。
ダイエットの時にグレープフルーツなどは、
「 よし、がんばろう!」と前向きな感情をもたらしますが、
パチュリは「あ、大丈夫だ。ちゃんと続けられる」というような
穏やかな感じの気持ちで 取り組めるのではないかと思います。
パチュリのまとめ
パチュリをご紹介しました。
ほこり臭い、泥くさい香りとか墨汁の香りみたいと言われることが多いパチュリですが、
防虫として衣類を守り、結果としてとても人気の香りになりました。
また肌にもダイエットの助けにもとてもいい香りなんですね。
お香に使われているからか、
日本人にはなんとなく懐かしいような感じもします。
好き嫌いはあなたの鼻で確かめてくださいね!
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