雨水(二十四節気)のころ〜雛人形と梅の花

フラワーヒーリングセラピストの希依です。
2月18日は二十四節気で『雨水(うすい)』という季節が始まります。
雨水は二十四節気の2番目の季節で、今年は2021年2月18日から3月4日まで。
『こよみ便覧』には
「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」
と記されています。降る雪が雨に変わって雪解けが始まる時期という意味です。
でも実際のところ、一番寒さが厳しい頃で寒さのピーク。
これから暖かくなっていくとしていたのですね。
また春一番が吹き、ウグイスが鳴き始めるところもあります。
昔から農耕の準備を始める目安とされてきました。

こよみ便覧は江戸時代(天明7年、1787年)に江戸で出版された
太玄斎(たいげんさい)による暦の解説書です。
二十四節気についても解説されており、今でも二十四節気の解説に使われています。
国立国会図書館のデジタルアーカイブに公開されています。

「雨水に雛人形を飾り始めると良縁に恵まれる」という言い伝えがあり、
雛人形を飾るのにおすすめの日だそうですよ。
3月3日の桃の節供(上巳(じょうし)の節供、雛祭り)は雛人形を飾って子どもの健やかな成長を祈るお祝いです。
いつから飾るという決まりはないのですが、
一般的には立春から2月中旬までに飾ることが多いようですね。

そしてこの時期に楽しむものとしては梅です。
実は花見とはもともと梅を楽しむことを指していたそうです。
昔花見といえば梅を見ることだった
本来なら各地で梅祭りが開催されているはずです。
イベント自体は中止でもこの時期梅は咲いていると思いますので、
楽しまれるのも良いかと思います。
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