フラワーヒーリングセラピストの希依です。
雨になると途端に綺麗に見えるアジサイ。
このアジサイの変種がアマチャです。
ヤマアジサイの変種と言われ、
葉を乾燥させる間に発酵して甘みが生まれるというもの。
ヤマアジサイの甘みがある種を何度も交配させて 作られたのがアマチャなんですね。

生薬として日本薬局方に載っており、
糖尿病患者さんの甘味料として使われたりしているそう。
甘み成分はフィロズルチンという成分で、
ショ糖の400〜800倍の甘さがあるのだとか。
苦味成分としてのタンニンを含みますが、 カフェインはありません。
見た目はガクアジサイにそっくりであまり区別がつきません。
見分け方は卵形の丸い葉のアジサイに対して、
アマチャは少し小ぶりで細長い葉をしているのだとか。
飲み物としての歴史は結構古くて、
春の灌仏会(花祭り)の際にお釈迦様にかけるお茶として 用いられています。
これはお釈迦様のお誕生の際に八大龍王がこれを祝って
産湯に甘露を注いだという故事に由来しています。
アジサイは毒があり食用にはなりませんが、
アマチャは甘みのある飲み物として親しまれてきたのですね。
昔から食用にされてきたとはいえ、 アジサイの変種ですから、
大量の摂取はやはりしないほうがいいかもしれません。
このアマチャを使って 豚の角煮を煮るレシピがあったので、
作ってみようと思います。