逆境でも大きく伸びていく〜オオバコ
フラワーヒーリングセラピストの希依です。
今日のハーブはオオバコです。
オオバコといえば抜きにくいところに生えている
めんどくさい雑草のイメージが強いですよね。
実はダイエットや漢方薬としても使われている薬草なんですよ。
逆境でも大きく伸びていくエネルギーも持っています。
Contents
オオバコのプロフィール
オオバコはオオバコ科オオバコ属の多年草。
車の轍などに生えることから車前草(シャゼンソウ)とも言います。
実際、車の轍や人の出入りが多く踏みつける場所に生えています。
日本の在来種も数種、帰化した種類も数種と
いろんなオオバコがアチラコチラで見かけます。
オオバコは踏みつけられるほど強く根を張り大きく成長する植物なのです。
なんて強いんでしょうね!
反対に踏まれることがない場所では他の植物にまけてしまい、
成長することができません。
また種は水分を含むとゼリー状のベタベタした状態に変わり、
人や動物に踏まれて、または車のタイヤに付いて、
遠くに運ばれていき繁殖します。
このゼリー状のものはチアシードやバジルシードが
水分を含むと膨らむのと同じです。
タンポポの種が風まかせなのと違って、
なんとも戦略的な植物ですね。
オオバコの薬効
オオバコは生薬として日本薬局方に載っています。
生薬名は車前子(シャゼンシ)と車前草(シャゼンソウ)。
シャゼンシは種を乾燥させたもので、
シャゼンソウは花茎が伸びた全草を乾燥させたものです。
効果はともに咳止め、痰切り、下痢止め、消炎、むくみ、清熱などです。
海外では緩下剤として使われてきたこともあり、
ダイエットの健康食品として販売もありますね。
ダイエットに使われるのはオオバコの種の外皮で、
これを飲むことでお腹に膨満感ができ食事量が抑制できるのと、
この種の外皮は食物繊維のためにお通じが良くなるということのようです。
これを摂取するなら水分は多く摂取しないと余計に便秘が辛くなりそうですね。
その辺試してみたい方はご注意を。
またパンに練りこめば低糖質パンになるようですね。
雑草も美味しく
このオオバコ、健康食品や生薬だけの使い方ではなく、
美味しくいただくことができます。
春先の新芽や出てきたばかりの若い芽が柔らかく、
おひたしや炒め物にできます。
春の七草のホトケノザ(コオニタビラコ)の代わりに
オオバコを入れていた時期もあったそうです。
春の七草は全部同じ時期に揃って生えることも少ないですから、
地域によっても違う七草だったでしょうね。
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