呼吸を楽にする香り〜白檀
フラワーヒーリングセラピストの希依です。
昔から日本で馴染みのある香りといえば、
お香ですね。中でも人気なのが白檀です。
アロマテラピーでもサンダルウッドとしてとても人気のある香りです。
呼吸器系の疾患にとてもいい香りです。
今日はサンダルウッド、白檀をご紹介します。
白檀・サンダルウッドのプロフィール
白檀はビャクダン科の半寄生植物です。
熱帯、亜熱帯に400種類ほど仲間がいます。
いずれも寄生植物で、
吸根という根を出し、他の植物の根から養分を得ています。
白檀は最初は独立して生育しますが、
のちに宿主の根に寄生します。
小さい時にはイネ科やアオイ科の植物に、
成長するとタケ類やヤシ類に寄生先を変えるのです。
原産地はインド。
インドのサンスクリット語でチャンダナといい、
これがサンダルウッドの語源になったそうです。
5世紀には高貴な高木として栽培もされていました。
しかし雌雄異株で周りに植物がないと生育しないので、
栽培が困難だそうです。
現在は絶滅危惧種であり、 インド政府が栽培管理しています。
日本には小笠原に近縁種のムニンビャクダンという種類もあります。
香りに使われるのは 木部の心材と呼ばれる中心のあたり。
中心は濃い色で香りも強いのですが、
周りに行くに従って色も白っぽくなり香りが少なくなります。
この心材を水蒸気蒸留したものが サンダルウッドです。
水蒸気蒸留でなかなか出てこないので、
ハイドロレート(蒸留水)を5回利用します。
禁忌や注意事項もないのですが、
とても強くゆっくり薫ってくる重い香りです。
間違えてバスルームに垂らしてしまったら
半月はサンダルウッドの香りのするバスルームに。。。
お気をつけください。
白檀の効果といえば、
心や魂に働きかけると言われます。
基本的には鎮静し、調和させることです。
特に精神状態が興奮している時、
頭痛や不眠症の時は効果的です。
不安や執着心を取り除きます。
また呼吸器系の炎症や喉の痛み、
咳などの 熱を下げる効果があります。
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