3種類のローズマリーを整理してみましょう

フラワーヒーリングセラピストの希依です。
ローズマリーの種類
エッセンシャルオイルでも基本に使うものとしてご自宅にお持ちの方も多いと思います。
ローズマリーはいくつか種類もあって、どのように選んだらいいのかわかりにくいこともあるので、一旦整理しましょう。

ローズマリーは大きく3種類のタイプがあります。
その3種類のローズマリーに共通しているのは
細胞再生にすぐれ、循環や解毒によく、
抗ウイルスや抗菌作用があり、神経を強化し頭脳明晰にします。
これからの時期の風邪や呼吸器系の感染症、カタル症状にとても効果的。
その他、筋肉痛や慢性疲労、ストレス、精神疲労、消化不良や
食欲不振、腰痛、冷え性、デトックスなどにも。
この基本的な作用に加えて、タイプによって得意とする作用があるのです。
CTシネオール(別名ユーカリプトール)
産地はモロッコやフランス呼吸器障害にとても効果を発揮します。
過労、呼吸器障害、感染症、カタル症状にも。
成分に1.8−シネオールを30〜55%も含んでいます。
この1.8−シネオールはユーカリプタスのメイン成分と同じで、
ユーカリプタスのような香りがします。
吸入や胸のフリクション剤として使うのがおすすめ。
タイムCTリナロールやラヴェンサラと一緒にもっと穏やかにしてみましょう。
CTボルネオン(別名カンファー)
産地はスペイン。
刺激活性や筋肉疲労などに効果を発揮します。
肩こりや関節痛、セルライト、低血圧にも。
手足の先に血液を送り循環を良くし暖める効果もあります。
疲れた時にはマッサージオイルに入れたり、入浴時に使うのがいいですね。
好きな香りとブレンドして楽しんでくださいね。

CTベルベノン
産地はコルシカ島のみで生育するローズマリーです。
スキンケア、ヘアケアにおすすめです。
他の2つに比べて香りも柔らかく皮膚への刺激はマイルド。
その分お値段はお高めです。
月経障害、神経疲労、老化肌、シワや抜け毛にも。
クリームやセラムの手作りで、フェイシャルケアに。
ゼラニウム、ネロリ、メリッサ、フランキンセンス、ラベンダーとも相性はいいですよ。
こうしたタイプをケモタイプと言います。
コルシカ島のローズマリーをスペインに持っていくと、
CTベルベノンだったものがCTボルネオンに変わってしまいます。
その土地に必要な成分をその土地の環境や水、土、日光、雨量などで変わるんですね。
植物ってスゴイなって思うことのひとつです。
最後に禁忌・注意事項
禁忌はてんかん、高血圧、妊婦、授乳中は避けてください。
また慢性毒性が起きやすい香りなので、使う期間や量にも注意が必要です。
皮膚への刺激もベルベノン以外は強めです。
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