食糧難の時代に先人が頑張った時の夏の七草
フラワーヒーリングセラピストの希依です。
夏の七草2つ目は、 夏の時期だからこそご紹介したい七草です。
夏の七草
あかざ(藜、レイ)
イノコヅチ
ヒユ
スベリヒユ
シロツメクサ
ヒメジョオン
ツユクサ
1945年6月に戦時中の食糧難の時に食べられる植物を
夏の七草として選定したもの。
戦後の食糧難の際にも改めて通達されたようです。
雑草なんだけれど、
食料が足りないときには身近にあるからこれを食べて凌いでね
という。戦時中はとても苦労していたことがわかります。
日本は現在食料自給率がとても低いですよね。
もし物流が止まってしまったら。。。
食料自給率を上げていかないといけないですが、
こうした野草たちも食料にできることを知っているといいですよね。
あかざ
あかざは新芽が赤いところからあかざと呼ぼれます。
また藜(レイ)とも呼ばれ、古くから食用にもなった植物です。
世界中に分布しており、日本では畑の雑草として田畑や荒地に生えます。
茎が真っ直ぐで木質化するので最高級の杖になるとか。
五行配当表にも五穀の1つとして夏の時期の食物として上がっています。
このあかざの同属にはキヌアがあります。
イノコヅチ
イノコヅチといえばひっつき虫。
秋の散策で野原を歩くといつの間にかたくさんの種が足元にくっついてきます。
イノコヅチは一部地域ではとても美味しい野草として 食べられています。
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ひゆ
ヒユ(葉鶏頭、ハゲイトウ)はアマランサスの一種。
熱帯の植物で葉の色がとても鮮やかです。
江戸時代初期には日本でも栽培されていました。
若菜をお浸しや和え物として食べたそうです。
若葉も癖のないほうれん草のように美味しいとか。
ちなみにキヌアとアマランサスは WHOが21世紀の食物としているそうですよ。
スベリヒユ
スベリヒユはヒユとついているにもかかわらず、
ヒユの仲間ではなくマツバボタンの仲間。
見た目はちょっと多肉植物のよう。
多肉植物のように葉がツルツルで、
食べるとぬめりがありそこから名前の由来になったようです。
シロツメクサ
シロツメクサの柔らかい葉やお花は食べることができます。
サラダのような生食はせずに必ず火を通してください。
クローバーは品種によって 葉に青酸化合物が含まれることがあるそうです。
火を通すことで分解されます。
それと食べ過ぎはダメよね。
ヒメジョオン
雑草としてよくみられるヒメジョオンは
最初観葉植物として日本にやってきました。
現在は侵略的外来種のワースト100に名を連ねています。
出始めの若い葉ならと思いますが、
成長したヒメジョオンはかたそうだよねと思ってしまいます。
ツユクサ
濃いブルーの可愛らしい花を咲かせるツユクサは
万葉集にも月草として登場する馴染みのある植物です。
このツユクサも食べられます。
クセやアクがなくどんな調理法にもなじむそうです。
これらの野草たちは雑草と言われることもあるけれど、
雑草食べてでも頑張ろうと思った先人の気持ちがこもった
夏の七草なのですね。
野草類はシュウ酸も多い種類が多いので、
必ず湯掻くなどの火を通してくださいね。
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