フラワーヒーリングセラピストの希依です。
今日も前向きになれる楽しい野草の話を!
本日はキランソウです。 金瘡小草とも書きます。
シソ科キランソウ属の多年草で、 日本原産の和ハーブです。
日当たりがよく水はけの良い土地に生えます。
草地でも土手でも道端でも公園でも見かけます。

名前の由来は 蘭に似た紫色の花が咲き、紫蘭草がキランソウになった説。
「キ」は紫の古語、「ラン」は藍色を意味するからという説。
根出葉がロゼットのように広がっていくので、
織物の金蘭のようだということから金蘭草がキランソウになった説。
何にしても日本で古くから民間薬として 生活に密着してきた花なのです。
例えば、
鎮咳、去痰、解熱、健胃、下痢止め、切り傷、 火傷、毒虫の刺し傷、あせもなどなど。
なんでも効くとされてきたんですね。
その効果から 医者ごろし、医者いらず、医者泣かせなどの別名も。
それともうひとつ有名な別名が
ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)
諸説あるのですが、
・地面にへばりつくようにロゼットが伸びるので、 これで地獄に落ちないで済むということから
・春の彼岸の地獄の釜の蓋が開く頃に咲くから
・病気を治して地獄の釜にふたをするから
などなど。
面白い名前ですが何にしても愛されてきたのですね。
生薬としても使われていますが、 漢方薬には使われていません。
そして花言葉は 『健康をあなたに 』というのです。