フラワーヒーリングセラピストの希依です。
今日は八重葎(ヤエムグラ)です。

節ごとに八枚の葉が出ていて、
茎に下向きのトゲがあるので洋服にくっつく。
洋服にくっつけて遊んだ人もいらっしゃるかもしれませんね。
別名が勳章草と言います。
果実はひっつき虫と呼ばれ、いつの間にか衣服についています。
アカネ科ヤエムグラ属の越年草(1年草)です。
自分で自立するというよりも
他の植物に寄りかかって一緒に伸びていきます。
秋に発芽して春に黄緑色の花が咲きます。
だいぶ日本にはいらっしゃるようですが、
これを活用したという話はさがしきれなかったです。
白い花を咲かせるものはシラホシムグラ。
こちらは近年日本へ来日された帰化種です。
西洋ではクリバースと呼ばれ、
ニコラス・カルペッパーは止血に使ったそうです。
シラホシムグラは浄化や利尿を促すハーブとして
体のデトックスやクリーニングに使われてきました。
またこれから変化に挑もうとする人や休憩が必要な人を
サポートするハーブでもあるそう。

小倉百人一首には
八重むぐら しげれる宿のさびしきに
人こそ見えね 秋は来にけり(恵慶法師)
と謳われています。
しかし、アサ科のカナムグラのことを読んだ歌らしいです。
カナムグラのことをヤエムグラとしていたんですね。
何にしても次を頑張る気持ちがある人や今は休みたい人に
心のサポートができる野草ですね。