フラワーヒーリングセラピストの希依です。
あれ?なんかタネがいっぱいくっついてる〜
秋になると実ができ知らない間に洋服にくっついてくる植物が、
このイノコヅチです。

このイノコヅチは 平安時代の延喜式にも登場し、
ふしだか、こまのつちという名前でよばれています。
地域によって、サシグサ、ノサバリコ、ヌスビトグサ、
モノグルイなどと呼ばれているそう。
これだけ別名があるということは
それだけ日本の生活に密着して使われてきたということですね。
イノコヅチはヒユ科イノコヅチ属の多年草です。
茎の断面は四角で、節が硬いです。
イノコヅチは日陰に生えるヒカゲイノコヅチと
日向にはえるヒナタイノコヅチの2種類があり、
よく見かけるのはヒカゲイノコヅチ。
ヒカゲイノコヅチは葉が薄く、茎が緑色で毛が生えていない。
ヒナタイノコヅチは葉が厚く、茎が赤く毛が生えています。

このイノコヅチの根を乾燥させたものを漢方生薬として
牛膝(ごしつ)という名前で使われます。
利尿、月経不順、むくみ、リューマチなどに使われます。
また民間薬として生理痛や関節痛にも使われたのだとか。
昔は堕胎薬として使われたらしく、 現在も妊婦は禁忌になっています。
またところ変われば とても人気の美味しい山菜として人気で、
若芽を天ぷらやお浸し、炒め物などにすると美味しいとか。
またところ変わればお茶や入浴剤として使われています。
効果や効能の前に生活に密着してきた植物なんですね〜
花はこれからで洋服にひっつく時期ももう少し先。
それを写真に納めたらまた追記したいと思います。