日本人の鼻の記憶、すなわちいつまでも忘れがたかった木の香り〜クロモジ 能登の旅4
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フラワーヒーリングセラピストの希依です。
日本人の鼻の記憶、すなわちいつまでも忘れがたかった木の香り
そうクロモジの香りを表現したのは民俗学の学者の柳田國男です。
彼は黒文字のことを日本の香りの象徴とまで言っています。
御神木である榊は本来黒文字ではないかとの持論も展開。
彼もクロモジに魅せられたひとりですね。
最後にお邪魔したのは 能登でクロモジの精油を手掛けているノトノカさんです。
代表の佐野さんが 今回の旅の最初から案内をしてくださいました。
ありがとうございました!
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なかなかに太い(2〜3cm)はあるかしら。
それを粉砕機で細かくチップ状に粉砕します。
チップ状にする粉砕機にクロモジを入れる作業を体験させていただき、 重量あてクイズもありました。
もちろん、私はかすりもしませんよ笑
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粉砕したチップは約30キロ袋詰めにして蒸留するそうです。
袋に詰めたほうが後で処理が楽との事。
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精油というのは採油した後、
香りが落ち着いて馴染むまで2週間から1ヶ月かかります。
日々その香りの変化を楽しんでください
との事でちょうど蒸留が終わった釜から採取した精油を少しいただきました。
完成した精油も購入してきたのですが、
その香りと比べるとやはりまだ薬臭さのような 落ち着かない香りです。
日々成長していく?
育っていく?
荒さが落ち着いていく?様子を楽しんでみたいと思います。
また蒸留水もいただきました。
こちらも何に使おうか迷い中です。
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採油後のクロモジの様子。
しばらく経っても熱々でした。
小型の蒸留器での採油、
製品販売などはビジネスの方法としてとても多く見学にも来られるそうです。
確かに地元で、地元のもので起業ができたらいいですよね。
さてここで、 クロモジの精油としてのご紹介をしておこうと思います。
クロモジ
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クスノキ科クロモジ属の落葉低木で
別名をトリシバ、アブラギ、ウショウと言われます。
学名は Lindera umbellata
主成分はモノテルペンアルコール類。
リナロールやゲラ二オール、酢酸リナリル、リモネンなどです。
今回の植樹したオオバクロモジはリナロールが主成分との事。
過度の日当たりは好まず、 林の縁、杉の下などに生えています。
森林管理としては雑木として扱われるので、 地域活性の製品づくりにつなげる動きもあります。
ノトノカさんもその活用事例ですね。
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名前の由来は枝に地衣類の一種がつき、黒く斑点になることから、
文字が書かれているようだとの事でクロモジと呼ばれるようになったとか。
日本では古くからこの香りが愛され、
この香りの成分が持つ殺菌力から枝を歯ブラシとして使ったところから、
楊枝としても使われるようになりました。
また油分が多いことで水を弾きやすいので、
傘の柄の部分やかんじきなどに使われました。
火起こしの際の炊き付けにも使われていたのだとか。
現在はクロモジエキスがインフルエンザ ウイルスの増殖を抑制したと
学会で発表がありました。これは養命酒酒造さんの研究です。
2018年ですからつい最近ですよね。
詳細はこちらから
そういえば、こちらで『イカのほん』をいただいたのですが、
(なぜ山の精油メーカーさんでイカのほん?笑)
代表の佐野さんはタコ釣りがお好きだとか。
タコ釣りの仕掛けについても嬉しそうにお話しいただきました。
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