日本の歴史上、最高の売り上げをあげた薬

フラワーヒーリングセラピストの希依です。
最近少し体調不良が続き、
お腹の調子が良くなくて胃腸薬をいくつか飲んでみたのですが、
一番効いたのは陀羅尼助でした。

奈良県吉野町は修験道の行者が集まるところなのですが、
その修験道の開祖でもある役小角(えんのおずぬ)が調合した薬だと伝えられる薬です。
今でも吉野の薬店で調合されたものが売られています。
その中身で有名なのがキハダと言われる植物。
キハダはミカン科の落葉性樹木で樹皮の裏が黄色いのです。
だから黄肌からキハダという名前になりました。

生薬名は黄檗(オウバク)といいます。
キハダの表皮を1枚はぐと本当に鮮やかな黄色い層が出てきます。
胃腸の病をはじめ色々な、内臓、外傷にも薬効があると知られています。
特に止瀉薬としては強力で、
微生物や毒などが原因の下痢には使わない方がいいとされているほど。
返って悪化してしまうのだとか。
またこのキハダの黄色は染料として天皇の衣の色にも使われます。
紅花染の下染に使うと鮮やかな発色になるとか。
そのキハダを使った陀羅尼助。
その他はゲンノショウコ、センブリなどが配合され、
修験道が巡った日本各地で使われてきました。
お百草、練り熊などの呼び名があり、正露丸にも使われています。
日本の歴史上、一番売れた薬なのだそう。
お腹の調子が悪い時は探してみてね。
無い時は正露丸を笑
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