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桜の標準木を見てきました

フラワーヒーリングセラピストの希依です。

靖国神社に参拝に行き、桜の標本木を見てきました。
能舞台の脇にあり、とても力強いソメイヨシノです!    
元々靖国神社の近くに気象庁があったことから標本木に選ばれたようです。
その気象庁は1964年に移転してしまったそうですが、標本木は移さなかったんですね!     

この標本木は桜前線に使われます。
桜の標本木は全国に58本あるそうですが、靖国神社の標本木が1番有名かもしれません。
3〜5輪の桜が咲くと開花宣言が出されます。

各地の標本木はだいたいが地方気象台、気象台近くの公園などにあるようです。
神奈川県も横浜地方気象台にあります。     

標本木はだいたいがソメイヨシノで、
北海道や沖縄、奄美などのソメイヨシノが育たないところでは
エゾヤマザクラやチシマザクラ、ヒカンザクラが標本木になっているそう。     

なぜソメイヨシノは標本木になったのか?   

ソメイヨシノは元々大島桜と江戸緋寒桜を掛け合わせてできた雑種のため、種を作ることができません。
そのため接ぎ木という方法で増やされていったので、原木と同じ遺伝子のクローンということになります。      

遺伝的に同じなので気候の変化によるソメイヨシノの開花は同じになることから、
標本木に使われています。また学校、公園、街路樹などにたくさん植えられていますよね。

そのソメイヨシノは春がきたというワクワクの気持ちを思い起こさせてくれますよね!
春までもう少し。早く暖かくならないかしら。   

そして、靖国神社の植物が落とした種で発芽させた苗を参拝記念樹として持ち帰ることができます。
販売ではなく初穂料としているところも神社らしいですね。
いつも大きくなってしまう高木ばかりでしたが、
今回は低木がありましたのでいただくことができました。

こちらも近いうちに動画でご紹介しますね。

我が家のガーデンとして冬の植物の様子はこちら

 

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