日陰の湿ったところが好き〜ユキノシタ
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フラワーヒーリングセラピストの希依です。
我が家のユキノシタ。
なかなか成長してくれません。
ちょっと水分が足りないのでしょうか。
今日はユキノシタをご紹介します。
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ユキノシタのプロフィール
葉っぱの形が可愛らしいですよね。
ユキノシタはユキノシタ科ユキノシタ属の常緑の多年草です。
陽の当たらない湿った場所に生息します。
雪が積もってもその下に常緑の葉があるから ユキノシタ。
白い花を雪虫に見立ててその下の葉からユキノシタ。
白い花が雪の舌に見えるからユキノシタ。
たくさん諸説ありますね。
イドグサやミミダレグサなんて呼び名も。
海外でもドイツ語ではユダヤ人のヒゲ、
英語では子宝草、中国では虎耳草とよばれます。
俳句では夏の季語で、
鴨足草と書いてユキノシタと読みます。
葉の形が水掻きのついた鴨の足に似ているそう。
葉が赤いものとそうでないものがあるのですが、
同じ種類だそうです。 赤い色はアントシアニンの色。
ほふく性のつるが地面を這って伸びていきます。
ちょっとした隙間に植えておくと、
その辺り一帯をカバーしてくれます。
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日本では昔から民間薬として使われてきました。
生薬名は虎耳草(コジソウ)
5〜7月ごろの花が咲く頃に、
葉を採取して日干しして使います。
今のようにドラッグストアのない時代には
子どもの怪我や病気に使えるユキノシタを
必ずどこのうちでも植えていたのだとか。
熱が出たり風邪をひいたりした時に
葉の絞り汁を飲んだり、
乾燥させた葉や茎を煎じて飲んだそう。
また切り傷や火傷、虫刺され、かぶれにも
葉の絞り汁を使ったそうです。
子どもがかかりやすい中耳炎にも
この葉の絞り汁は活躍するのだとか。
もちろんお茶や食用にも。
食用にはよく天ぷらにされますね。
葉の裏にだけ衣をつけて揚げたものを
白雪揚げというそう。
そんなに上品に揚げたことなかったわ。
カリウムが豊富でむくみにもいいし、
ポリフェノールが多いので、 抗酸化作用に。
そしてアルブチンが豊富で美肌にもいいとか。
日本で昔から使われてきた植物のユキノシタ。
改めて日本人の知恵と植物のすごさを知ることができました。
足元にこんな植物が生えていること、
気にしてみてくださいね。
切なる願いは ワサワサに育ってもらって、
美味しいお茶になってほしい!
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