春の使者〜ふきのとう
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フラワーヒーリングセラピストの希依です。
昨日はツワブキをご紹介したので、
今日はそのフキとフキノトウをご紹介です。
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フキのプロフィール
フキはキク科フキ属の多年草。
オスとメスがある雌雄異株です。
名前のフキは葉が柔らかく、
尻を拭くのに使われたからという話も。
日本原産の植物で、
丘陵地や山、道端などの 少し湿ったところに自生します。
先日金時神社に伺った際に
御手水のところに フキノトウが出ていました。
早春の頃に、
花茎が先に伸びたものがフキノトウと言われます。
蕗の薹のこの「とう」は 葉のつかない花茎のこと。
人の年齢による衰えを「とうが立つ」と言いますが、
このフキノトウから来ているそうですよ。
このフキノトウにも雌雄があります。
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雄株の方は 星型の花がたくさん集まっている方。
まろやかな味わいで、 和え物やおひたしに向いているとか。
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雌株の方は少し細長く白い花が咲いている方。
こちらは少し苦味があり、 天ぷらがいいとか。
雌株は受粉すると1m近くまで伸び、
最後は綿毛を作って種子を風に乗せて飛ばします。
花が終わると葉柄が伸びます。
この茎の部分がフキとして食卓に上ります。
フキはアルカロイド系の毒が少量あるので、
灰汁抜きは必須です。
特に根茎に多く、根茎は食べません。
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灰汁抜き方法は
1、塩で板ずりをする
2、塩がついたまま茹でる
3、冷水にとり皮をむく
手間のかかる灰汁抜きをしてまでも
そうまでして食べたいと思ったわけですね。
フキは昔から痰を切り、
咳を鎮める作用があるとされます。
フキノトウには食欲増進や消化を助ける作用があります。
そういえば、
冬眠から覚めたクマが最初に食べるものは
フキノトウだそうですよ。
本能で新陳代謝を活性化するのを分かっているんですね。
根茎も生薬として使われるそうです。
うがい薬がわりの煎液が熱を持つ喉の腫れや痛みにいいとか。
森を歩いて見つけるのは難しい世の中ですが、
せめて食卓だけでも 春を感じてみてはいかがでしょうか。
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