艶やかな葉が自らを守る〜ツワブキ
フラワーヒーリングセラピストの希依です。
今日は昨年から書こう書こうと思いつつ、
延び延びになっていたツワブキです。
どこにいっても見かけますよね。
育てやすく、いざという時の食料にもなる。
そのツワブキをご紹介します。
ツワブキのプロフィール
ツワブキはキク科ツワブキ族の多年草です。
冬にも緑の葉が生き生きと育ちます。
姿形はフキとそっくりです。
フキもキク科フキ属ですが ツワブキとは属名が違います。
花は秋から冬にかけて黄色い花が咲きます。
ツヤのある葉は
海岸沿いで自生するのに潮風から身を守っています。
名前の由来はツヤのある葉、艶蕗(ツヤブキ)から
ツワブキとなったようです。
ほったらかしでも育てやすく、
日陰でもOKで、
勝手に増えていってくれるほど強い植物です。
1年中枯れることのなく、
花の少ない時に咲くので、
庭木として植える方も多いようです。
しかも食べられます。
鹿児島や沖縄では佃煮にしたり、
豚肉と煮込んだ料理、炒め物や菓子になるとか。
キャラブキの佃煮は有名ですよね。 ま
た三重県の方では押し寿司の際に 食さないものの葉を使うそう。
このツワブキにはアルカロイド系の毒があり、
アクを抜くにもとても手間がかかります。
ツワブキの下処理の仕方はこんな感じ。
1、軽く湯がいて皮をむく
2、酢を混ぜたお湯で煮直す
3、1日以上水にさらす
フキよりも手間も時間もかかりますね。
毒があるということは 薬効もあるということですから、
ツワブキも民間薬として使われてきました。
茎や葉を乾燥させに出したものは喉の痛みに、
生葉を火であぶり、揉んで柔らかくした葉を
火傷やおでき、切り傷などの患部に貼るそう。
何度か繰り返すと膿も出て綺麗になるとか。
本当に生活に密着していた薬草でもあったのですね。
あなたのお庭の一角に ツワブキが育っているかもしれませんね。
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