いつもの自分を取り戻す〜ラベンダー

フラワーヒーリングセラピストの希依です。
今日のハーブはラベンダーです。
いつもの自分を取り戻すことができるやさしい香りです。
ネガティブな出来事は単なるステップを経験しただけ。
ラベンダーはその心をなだめて和らげてくれますよ。
ちょっとだけ休んで、いつもの自分に戻りましょう。

ラベンダーの特性といえば、 なんといっても『緩和』です。
自律神経は体の働き(循環器、消化器、呼吸器など)の活動の調節をしている神経で、 不規則な生活やストレスによって働きが乱れると、体の器官に不調が現れます。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、 交感神経が優位だと脳や体も活発に活動しています。 副交感神経が優位だとリラックスしている状態です。
一日の中で、日中は交感神経優位、夜は副交感神経優位とバランスが取れているのがいいのですが、 そのバランスはどうしても交感神経優位になりがち。
朝起きられない、夜寝つけないという方は 交感神経が優位になりっぱなしかもしれません。
この交感神経の働きを和らげて、 副交感神経の働きをサポートし、 バランスを取るのがとても上手な香りがラベンダーなのです。

ココロとカラダはつながっている〜ラベンダーのプロフィール
ラベンダーはシソ科の植物で、標高(700〜1400m)の間で生育します。
花、もしくは花の咲いた先端部分を水蒸気蒸留、または溶剤抽出したものがエッセンシャルオイルと呼ばれるものです。
真正ラベンダー
学名:Lavandula angustifolia,
Lavandula officinalis ,Lavandula vera
新正ラベンダーと言われるものは現在この3つあります。
ラベンダー、真正ラベンダー、コモンラベンダー、イングリッシュラベンダーなど呼び方はいろいろですが、 基本ラベンダーといえばこの3つの学名のラベンダーのことを指します。 広く出回っているのが、angustifoliaです。
特にラベンダーエクストラはプロヴァンスの高地の野生種のラベンダー、
ラベンダーファインはラベンダーの栽培種を指します。
標高が高いところのラベンダーはリラックス効果に優れているので、どちらも真正ラベンダーの中の選りすぐりという感じでしょうか。
officinalisとveraは20世紀初期には栽培されていましたが、現在は野生種化しているそうです。
ラベンダーの精油生産量は全世界で第二位です。
(一位は消毒薬などに使われているティートリーです)
体と心のアンバランスをなだめて和らげ、平常な状態に戻して安定させるラベンダーの需要は益々増えていくと思います。
標高が低くなると、スパイクラベンダー(低地のラベンダー種で炎症を抑えたり創傷治癒に優れます)と自然交配してしまい、数年後には真正ラベンダーではなくラヴァンジンになってしまいます。
ラヴァンジンはラベンダーとスパイクラベンダーとの交配種です。
花が大きく3倍つき、精油も真正ラベンダーよりも10倍取れることから、香料として広く出回っており、市販の洗剤、シャンプーなどの香りづけになっています。
リラックス効果はラヴァンジンにもありますが、ラベンダーに比べると格段に下がります。
あなたはラベンダーがお好きですか?それとも苦手?
ラベンダーが苦手という方もよく聞きます。
前にミニ講座で自宅の精油全部持ってきて!というのをしたことがあります。
普段使っている精油の状態やメーカーなどでの香りの違いを確認してもらうというものでしたが、 実際には精油だと思って買ったのに精油ではなく合成オイルだったり、古くなり香りが変化したものを使い続けていたりと様々でした。
中でもラベンダーの香りの違いは 本当に違っていたのです。
ラベンダーが嫌いという方は、ラベンダーが 必要がないと思っているか、
本物のラベンダーではない可能性もあります。
おうちのラベンダー、 ぜひ見直してみてくださいね。
ラベンダーのお手軽な使いかたは?
ラベンダーの使い方でお手軽なものは ティッシュやハンカチに1滴垂らして香りを聞くことです。
枕元に置けば入眠しやすくなりますし、
日中なら過度の緊張がほぐれて穏やかになります。
また日中にラベンダーの香りを聞くと、夜の眠りは深くなります。
ラベンダーについてご紹介しました。
体と心のつながりのアンバランスで不調が起こるので、 体からアプローチしても心は癒されますし、 心のアプローチからでも体の調子は整っていきます。
女性は特に自律神経のバランスを崩しやすいです。 ラベンダーでバランスを取ってご自身の日常を整えてみてくださいね。
注意事項 過度の使用で低血圧の人には眠気やだるさを引き起こす可能性があります。 ご注意を!
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