フラワーヒーリングセラピストの希依です。
神社へ参拝に行った帰り道、川沿いの土手の見事さに思わず写真を撮ってしまいました。
菜の花って本当に暖かく春だなあという気分にさせてくれますよね。

それは昔の人も同じだったようです。
与謝蕪村は春の満月と菜の花を詠んでいます。
菜の花や 月は東に 日は西に
上ってくる満月がとても明るい夜で、月の光で菜の花がきれいに見えるんでしょうね。
反対に童謡の『おぼろ月夜』はこの月は満月ではなく、太陽を追いかけて沈む直前の三日月だとのことです。
おぼろ月夜というのは明るさもなく霞みがかった夜なのだとか。
太陽も月も沈んでしまった夜の暗ささえもおぼろ月として歌にした日本人の感性は素敵だと思います。
私たちは便利に明るくなるにしたがって、その感性の豊かさをなくしてしまったのかもしれません。
明るいことが悪いわけではなく、明るくなればなるほど、その闇は濃くなるものです。
昔はそこまで明るくなかったので、闇も濃くはなかったのかも?
いいえ、闇の濃さも見えないということも大事な生活の一部だったのかも?
そんなことを考えてしまいます。
便利な世の中は夜でも明るくライトが点きます。
衛星から見ても日本は光り輝いています。
日本の夜はちょっと明るすぎると思いませんか?
人の体は夜休むようにできていますから、ここまで明るくする必要があるのかと。
夜のライトを控えめにすると入眠しやすくなりますね。
夜は休む時間なのです。
一時期、とても眠りが浅かった時期があります。
1〜2時間で目が覚めちゃうんです。
その時には常に明かりをつけられる状態にする必要があったのでしかたなかったのですが、
眠ろうとしても眠れない、寝ても2時間眠れない状態が続きました。
今は12時には眠くなりますし、朝の6時にはスッキリ目覚めるように。
眠れるっていいですね!
寝る前のひと時。
照明を控えめにして、闇を楽しんでみませんか?