春の妖精、もうひとつ〜カタクリ

フラワーヒーリングセラピストの希依です。
毎年春にカタクリの写真を撮ってきましたが、
カタクリ自体のお話はしていませんでした。
ということで、 今日はカタクリのお話です。

カタクリのプロフィール
カタクリはユリ科カタクリ属の多年草。
古くは、堅香子(カタカゴ)と呼ばれていました。
種類はたくさんあるのですが、
日本の固有種もあります。
学名は、Erythronium japonicum
春先にピンクの花を咲かせ、
ニリンソウとともに春の妖精と呼ばれています。
英語ではスプリング・エフェメラルと言いますが、
エフェメラルとははかない命という意味です。
カタクリは春の2ヶ月ほどだけ地上に出ていますが、
残りの10ヶ月は地下で鱗茎に栄養を蓄積しています。
それでは確かにはかない命と言われるわけですね。

カタクリの花は種から発芽して咲くまで9年かかります。
カタクリの根っこの鱗茎の形がクリの片割れに似ているので、
片栗という名前がついたのだそうです。
鱗茎を日干しして取れるデンプンは良質で滋養が高く、
腹痛や体力がない人の下痢止めになるそうです。
春にはニリンソウとカタクリを見るのが楽しみですが、
こんな時期にも関わらず今年も見ることができたのは
とてもありがたいことでした。
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