身近なキレイになるハーブ〜よもぎ
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フラワーヒーリングセラピストの希依です。
今日のハーブはヨモギです。
日本では究極のハーブとかハーブの女王と言われるヨモギは
とても生命力に優れたハーブです。
古いものを手放すというメッセージも持っていて、デトックスにも最適です。
ヨモギはキレイになるためのハーブなのです。
今日は身近でキレイになるハーブ、ヨモギをご紹介します。
ヨモギのプロフィール
ヨモギは和製ハーブの代表で、ハーブの女王と言われています。
草餅やお茶にバスハーブ、お灸に化粧品、デオドラントなどに使われ、
日本人の生活に密着してきました。
何にでも使われてきた万能ハーブなのです。
ヨモギはキク科の多年草で、
日光さえあればどこにでも生える、
踏んでも抜いてもすぐ生えるという
素晴らしい生命力を持っています。
根からは他の種が発芽しにくい毒(アレロパシー)を出し、
地下茎も伸び繁殖力がとても強いです。
葉は春先から秋口まで使えるのですが、
春先の3〜5月ごろの若い新芽はとても柔らかく、
香りも良いことから食用やお茶にするのにも最適です。
漢方では艾葉(がいよう)といい、
病を止める(艾という字は止めるという意味だそう)葉という意味で、
止血、冷えの改善などに利用されています。
効果は止血や冷えの改善に加えて、
浄血、増血し血液サラサラ、利尿作用で老廃物排出、
新陳代謝の促進、食物繊維で腸内環境を改善し便秘解消、
ダイエットやむくみにも。
老廃物を排出し、血液をきれいにすればお肌もきれいになりますね。
まさにいいことづくめです。
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沖縄と北海道
ヨモギは沖縄ではフーチバーと呼ばれ、
サギグスイ(下げる薬)として解熱や血圧降下などの民間薬として使われています。
もちろん食材としてもそばや山羊汁、
炒め物に使われています。
日常的に常に使っている大事なハーブなのだそう。
また北海道のアイヌではノヤと呼んでいました。
生の葉を揉み込んで体にこすりつけ、
魔除けやデオドラントに使っていたとか。
またオオヨモギの茎を神事に使う矢にしていたそうですよ。
間違えやすい山菜と毒草
葉の表は緑、裏返すと白いのがヨモギです。
小さい斑点があって葉の中心から2つに分かれて白い花が咲くのがニリンソウ。
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葉が大きく、地面からすぐに2つに分かれているのがトリカブト。花の色は紫。
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このヨモギ、ニリンソウ、トリカブトの葉の形が似ていますよね。
しかもだいたい同じようなところに生えていて、誤採取しやすいんです。
ヨモギの代わりにニリンソウなら山菜として美味しいのですが、
トリカブトは毒草ですからね。お気をつけくださいませ。
もうひとつ気にして欲しいのは採取する環境です。
農薬がまかれていたり、ペットの散歩道や車の多い道路沿いなどは避けた方がいいです。
海外のヨモギ
海外のヨモギはちょっと種類の違うオウシュウヨモギ、またはニガヨモギという種類。
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ワームウッドと呼ばれ、ワームはアダムとイブをそそのかした蛇のこと。
楽園から追い出された蛇が這っていった道に生えた草だからという伝説があります。
日本のヨモギは葉の裏が白いですが、ニガヨモギは表も裏も白いんです。
強い苦味があり、毒草に例えられたり、媚薬、制淫剤とされたり、虫下しや呪術、人を蔑む意味に使われたりと魔女の薬草って感じです。
またお酒のベルモットやアブサンの原料にもなっています。
その苦味は赤ちゃんの断乳に使われていました。
シェークスピアのロミオとジュリエットにもジュリエットが断乳した話が書かれていますよ。
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ヨモギは自分の信条を確信し、変化が起きる道を作ろうとしている人にピッタリです。身近にあるからこそ使って欲しいハーブです。また身近にあるからこそ、安全なものを使ってくださいね!
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